2026年3月のサバティカル期間終了を間近に控え、その締めくくりとして成果の一部を形にしたく、参加経験すらなかった学会に初挑戦しました。Sport Management Association of Australia and New Zealand (オセアニア地域のスポーツマネジメント学会)の年次大会が12月3日~5日にAuckland University of Technologyで開催され、そこで研究成果を発表してきました。調べていて気付いたのですが、オセアニア地域はスポーツが地域を支えるインフラとしての機能を担っており、スポーツマネジメント分野の研究も盛んとのこと。その影響か、上記学会の発刊しているFlagship JournalはImpact Factorが3.8あり、SCImagoの2024年度ランキングではスポーツ科学分野124誌中15位、ビジネス/国際経営分野462誌中52位と、高い評価を得ています。
発表したのは、「どういう人がスポーツボランティアに参加するのか」というシンプルな問いを、機会費用とソーシャル・ネットワークの視点から検討した研究です。暫定的な結果に異質性分析を加えたところ、性差に関して興味深い傾向が確認されました。
Socio-cultural Perspectivesセッションでの発表中、推定結果の表が旧バージョンであることに気づき、気持ちを立て直すのに少々苦労しましたが、フロアの先生方からは今後の論文執筆に向けて非常に示唆的なコメントをいただくことができました。サバティカル期間中の地道な積み重ねは決して無駄ではなく、真摯に取り組んだ分だけ実のあるコメントを得られることを改めて実感しました。また、発表終了後はオーストラリアの研究者から共同研究に誘われたり、大会終了直後訪れたウェリントンでは、サバティカル期間中にお世話になったビクトリア大学の先生方と意見交換を行う機会を持ったりと、充実した時間を過ごすことができました。
サバティカル期間中は自分の力不足を痛感する場面も多く、壁にぶつかり続ける日々でしたが、関係する教職員の皆様や周囲の皆様に温かく見守っていただきました。研究に専念できる環境をいただけたことに、心より御礼申し上げます。




