2024年11月21日(木)、Western Sydney Universityで開催されたオーストラリア・ニュージーランドのサードセクター学会の第16回大会(16th Biennial ANZTSR Conference)のOral Sessionで研究報告をしました。今年度サバティカルでお世話になっているニュージーランドの先生から薦められた、初参加の大会です。
報告内容は、日本を含む先進6か国のデータを用いた、若者を対象としたソーシャル・ネットワークとボランティアとの関係に関する定量分析の結果についてです。とくに、「仲の良い友達の数」が「ボランティア意識」と「ボランティア経験」の双方で正に有意な関係である点などを深堀りしました。フロアの皆様からの質問やコメントのおかげで、自分では十分に詰め切れてなかった部分がよりクリアになりました。
研究者にとって学会の大会という場は自身の成果を試す場であり、当然緊張感を持って臨むものですが、今回の大会は緊張感だけでなく、これまでにない居心地の良さを感じながら過ごすことができました。自身の発表時はもちろん、バンケットやコーヒーブレイクの際にも、頑張った発表者に対するリスペクトやお互いのことを知ろうとする気遣いがあり、“フレンドリー“や”多様性“といった手垢のついた言葉では表現しきれない何かがそこにはありました。また、参加者の年代、国籍を問わず、政府、民間企業、および、NPO/NGOの間でキャリアの往来が頻繁に行われているそうで、誰ともフラットに意見交換することができる点も、とても良かったと思います。
大会参加者に日本人がいないどころか、知り合いが一人もいない学会に飛び込んでいくこと不安もありましたが、そのことが却って、研究発表やネットワーキングで今までの経験を全部出し切ろうとするインセンティブにつながったように思います。大会の雰囲気にも助けられ、楽しみながらも(主観ではありますが)ベストパフォーマンスを出せたかなという充実感を覚えました。今後も研究を楽しみながら研鑽に励もう、と心を新たにしつつ、帰路につきました。



